- フィリス・クラシロフスキー作
- ピーター・スパイアー絵
- みなみもとちか訳
- ポプラ社
- 1967年2月発行
《あらすじ》オランダの畑の中で暮らすヘンドリカは、お百姓のホフストラおじさんのために、毎日草を食べ、ミルクを出します。おじさんのことは好きだけど、単調な毎日に飽きてしまったヘンドリカ。いつも荷車を引いて町へいく馬のピーターから、町の話を聞いては「なんて素晴らしい!」と思います。ある日、運河に落ちてしまったヘンドリカは、木箱に乗って流されて、行き着いた先は憧れの市場で…!
《おすすめ》最後には連れ戻されてしまいますが、市場で素敵な「経験」をしたヘンドリカは、また単調な毎日に戻っても、考えることがたくさんで楽しいと思えるようになります。カラーと白黒の絵が交互になっていますが、カラーページは色彩豊かで美しく、ヘンドリカの表情も豊かでとっても可愛らしい作品です。