- みやかわけんじ作
- なかじまけいか絵
- ふせまさこ文
- 新世研
- 2002年8月31日発行

《あらすじ》南の国の小さな島。そこでは強い雄牛は闘牛に、弱い雄牛やめうしは農耕牛になったり、市場に売られたりします。10歳のリカちゃんは「リキ」と名付けた牛をとても可愛がっていましたが、お父さんは、リキは市場行きだと言います。リキとどうしてもお別れしたくなかったリカちゃんは、私が立派な闘牛にしてみせるからと約束し、リキを家に置いてもらいます。それから毎日リキのお世話を頑張って、ついにリキは闘牛場へ!
《おすすめ》リキのお世話を一生懸命頑張るリカちゃんと、その気持ちに応えるかのようにどんどん強く逞しくなっていくリキとの絆が温かくて素敵な絵本です。リキにほっぺを舐められたときのリカちゃんの表情がとてもリアルで、すごくすごく可愛い!闘牛というとどうしても、牛がかわいそうという方もいるかもしれませんが、自分たちの牛に誇りを持って大切に育てているのが伝わってきます。