1本でも多く牛乳を〜酪農応援〜牛乳パックチャレンジ!

牛乳パックを集めてみませんか?

私は普段から、牛乳はなるべく様々なメーカーのものを買うようにしています。2022年8月以降、買った牛乳を記録として残していきたいと思います(既に掲載した牛乳と同じものを購入した場合は除きます)。

自分の生活圏内で購入できる牛乳はどれくらい種類があるのだろう。皆さんのお住まいの地域でも、どんな牛乳が買えるのかな?と、興味を持っていただけるきっかけとなれたら嬉しいです。

牛乳パックを集めるに至った背景

今、酪農業界はこれまでにない苦境に直面しています。コロナ禍で需要が減った上に、ロシアの軍事侵略により、世界的に穀物の価格や輸入コストなどが高騰し、飼料代その他が値上げ、値上げで、支出が収入を上回ってしまうような状態が続いています。

酪農家さんが乳業メーカーへ生乳を販売する際の価格(乳価)は、いつもは年度の初めに決定し固定されるのですが、あまりにも厳しい状況に、生産者とメーカーを繋ぐホクレンや都府県の広域指定団体(関東生乳販連など)が、2022年6月下旬、大手乳業メーカーに対して乳価を1㎏当たり15円値上げするよう要請しました。結果、飲用と発酵乳向けの生乳に関しては11月以降10円の値上げとなりましたが、同じ生乳でも、バターやチーズなどの加工乳に利用する分として出荷される生乳の価格は据置き(1㎏当たり100円にも満たない価格)となりました。生乳は、今回値上げできなかったバターやチーズ(保存期間が長い)として出荷される量が大半を占めるため、平均すると農家さんが手にできる値上げ分は微々たるもので、厳しい状況は続いています。

これまでいろんな牧場にお邪魔させていただいて、たくさんお話を聞かせていただいてきた中で、いつも前向きで、いきいきと輝いていらっしゃった酪農家の皆さんが、最近ではSNSなどでつらい現状を吐露されているのを目にし、とても胸が痛みます。廃業という言葉も、これまで以上に多く目にし、耳にするようになりました。

私は牛が大好きです。可愛い牛たちに会いに行けるのは、酪農家の皆さんが牛を元気に飼い続けてくださっているからこそです。その感謝を忘れたことはありません。一消費者の自分にできることは数少ないですが、まずは1本でも多く牛乳を消費すること、また、「牛乳の価格が上がっても購入する!!」という意思を、これからも示していきたいと思っています。

2022年8月 高田千鶴

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