おばあさんのひっこし
- エドナ・ベッカー 作
- 白根美代子 絵
- 神沢利子 訳
- 山田ルイ 訳
- 福音館書店
- 2015年4月5日発行
- 32ページ
- 20x27cm
《あらすじ》
近くに小川が流れて、クローバーがたくさん咲いている、屋根裏つきの家に住むおばあさん。赤い壁が古ぼけて、みすぼらしくて住む気にならないと、ロバのアーサー、めうしのバッシー、猫のパンジーとビオラを連れて引っ越します。引っ越した家はとてもキレイで、猫たちとめうしは大喜び。でもロバは気に入らないようで…。
《おすすめ》
1996年に月刊絵本「こどものとも」として発行され、その後、2015年に単行本の絵本として改めて出版された作品です。動物たちのために引越しを重ねていくおばあさん。馬車に乗って、見つけた家に勝手に入って住もうとするところが謎で面白いです(笑) 途中でオチが想像できたのですが、想像よりも素敵なオチで、最後のおばあさんのセリフがとても良く、クスッと笑える微笑ましい絵本です。文章の量が多く、小学生くらいから大人まで楽しめると思います。