- エルサ・ベスコフ作
- いしいとしこ訳
- 福音館書店
- 1985年5月30日発行
- サイズ22×28cm
- 26ページ
《あらすじ》いなかの牧場に住むアニカはとってもおりこうで、自分で服を着られるし、お皿を運んだり、お掃除したり、お手伝いも得意です。お母さんが牛の乳しぼりをしているときには、小枝でハエを追い払ったりもします。ある日、牧場の柵が壊れてしまい、めうしのマイロスが逃げ出さないかと心配するお母さんに、お父さんが帰るまで「わたしがまきばでマイロスを見ているわ」と言い、アニカは牧場へ向かいます。大きくて優しい犬や、ほらふきの男の子、おじいさんなどに出会いながら牧場に着き、マイロスのそばで遊ぶアニカですが、マイロスは柵を越えて逃げてしまいます。アニカがあわてて柵を直そうとしていると、小人たちが出てきて…。
《おすすめ》淡く優しい色合いの絵がとても素敵です。アニカの行動や言動がとても可愛く、小人たちとアニカのやりとりも面白く、不思議で楽しい作品です。