明治24年創業!歴史を感じるガイドツアー!
小岩井農場は日本で唯一、農場を持っている乳業メーカーなのだそう。創業明治24年(1891年)と歴史が深く、2017年に牧場内の21棟の建物が重要文化財として国に指定されています。
牛は4つの牛舎で併せて約2200頭も飼育されていて、そのうちの「鶴ヶ台牛舎」は有料のスペシャルガイドツアーでしか見学することができないので、ぜひぜひ参加してみてください!
(私が訪問した2018年では「小岩井農場巡り|酪農コース」でしたが、現在は「ガイドとシャトルで行く牛舎歴史探訪」というツアーになっているようです)
バスに乗ってツアーへ出発!ひまわりの種のような白黒のサイレージ、中身は”真夏”に刈った草です。白のみのラップで巻いたものは”初夏”に刈った草、黒のみのラップで巻いたものは”秋”に刈った草と、色で区別されます。
牛さんの餌になるデントコーンの畑を通り過ぎます。
鶴ヶ台牛舎に到着。バスを降りて見学します。ここには300頭入るフリーストール牛舎が2棟並んでいて、合計で約600頭の牛が暮らしています。
少し遠い場所から静かに見学します。
左後ろの足首についている赤いバンドには牛の万歩計がついていて、体重や乳量などのデータが登録され、牛の健康管理に役立てられています。
セルフでブラッシング中です。
牧場内のバイオマス施設「しずくいし」では、家畜たちの糞尿や、地域の学校給食・食品会社から受け入れた食品残渣などを微生物の力でメタン発酵させ、クリーンエネルギーや堆肥などを生産し、循環型社会の実践に取り組まれています。
丸い建物がガスタンク。車窓からの見学です。
こちらは天然の冷蔵庫。小さな山を掘って作ったレンガ造りの貯蔵庫です。電気ではなく、自然の力だけで庫内の温度が約10度に保たれています。
中は暗くてひんやりしています。電球は後からつけたもの。昔の人々の知恵と工夫に感動します。
明治から昭和にかけて建設された貴重な牛舎!
牛舎が立ち並ぶ上丸牛舎エリア。ここへは小岩井農場入場口付近のレストラン(山麓館)前から運行される「上丸牛舎無料ライナー」や、徒歩などで行くことができます。
まずお母さん牛が暮らす「一号牛舎」
扉を開けると見学スペースが。ここから静かに見学します。
風通しがよく牛たちもリラックスして過ごしていました。
ツバメさんも牛舎を見学。
出産間近のお母さん牛が暮らす「ニ号牛舎」
中は立ち入り禁止のため、外からそっと見学しましょう。
仔牛たちが暮らす「三号牛舎」
外からですが、仔牛を見学できます。
こんにちは〜!
子どもには少し高い窓です。
中は個室になっています。
好奇心旺盛な仔牛ちゃんたちが可愛いです。
周辺には他にも様々な建物が並びます。
旧育牛部倉庫。農場の中で一番古い建物のようです。
一号サイロと二号サイロ。一号サイロは現在は稼働していませんが、日本に現存する最も古いサイロだそうです。
四号牛舎。1階は搾乳牛の飼育スペース、2階には牧草が貯蔵されています。
秤量剪蹄室。こちらでは体重を計ったり、爪切りをしたりと、大切な牛たちの健康管理をする場所として使われています。
小岩井農場展示資料館。
小岩井農場の「小岩井」は小野義眞さん、岩崎彌之助さん、井上勝さんの頭文字だったのですね。へ〜!!
小岩井農場のジオラマも!
上丸牛舎エリアは自由に見学ができますが、有料のガイドツアーもあるので、次はぜひ参加したいなと思います!そして次回は放牧風景も見られたら良いな〜^^
というわけで、帰りも上丸牛舎ライナーでメインエリアのまきば園に向かいます。
帰る途中でお散歩中の牛さんを発見♬ また来るね〜!
豊富なアクティビティ!こどもも大人も思いっきり遊べます!
ファームトラクターライドで非公開の森林エリアを探検
森林エリアにトラクターを止めて、ガイドさんとともに自然の中を散策します。
葉っぱの真ん中に実がついているハナイカダ。なんだか可愛い^^
自然に身を包まれ、心もリフレッシュ!
ほかにも楽しいアクティビティがたくさんあって、1日いても飽きません!(アクティビティの内容は変更の場合がありますので、詳しくは牧場のホームページでご確認ください)
そして大手乳業メーカーだけに、レストランや売店も充実の内容!たくさん遊んだあとは美味しいお食事でお腹も満たされます♬
ソフトクリームもペロリ。当時1歳になったばかりの娘が、ソフトクリームからなかなか手を離さなかったのが印象的でした。赤ちゃんでも美味しいものはわかっていますね^^
小岩井農場
岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
TEL:019-692-4321
URL:https://www.koiwai.co.jp/makiba/
4月~11月上旬のグリーンシーズンは土日祝が9:00~17:00、平日が9:00~16:00の営業。(グリーンシーズン以外の営業時間は毎年決定次第公開されますので牧場のホームページをご確認ください)。入場料は大人800円、小学生以下のこども300円。
※この記事は2018年7月に訪問した際の写真を元に作成しています。最新の情報は牧場ホームページなどでご確認ください。
当サイトにてご紹介している記事は、訪問した当時の情報を元に作成しています。コロナ禍以降、営業時間の変更や、各種体験などを休止されている牧場もございます。牧場に行かれる前に、各牧場の公式ホームページやSNSなどで受入状況をご確認ください。