- 井戸田修 作
- 評論社
- 1990年11月25日発行
- 32ページ
- 25x19cm
《あらすじ》おさむくんの家は酪農家です。ある日、お母さんに「この牛どうしておっぱいがしばしば」と聞くと、クロも赤ちゃんができると他の牛のようにおっぱいが大きくなるよと言われます。月日が経ち、夜中に起きると牛舎が騒がしかったので覗いてみると、クロが赤ちゃんを産もうとしています。
《おすすめ》平成元年に「日本の絵本賞"手づくり絵本コンテスト"」幼児・児童の部で内閣総理大臣賞を受賞された作品です。当時小学3年生だった修さんは、全校で130人程の小さな小学校へ、片道一時間半の道のりを一人で歩いて通っていたそうです。お友達からは変な絵とからかわれながらも、先生の励ましで描きあげた絵本。ご実家が酪農家さんだからこその、リアルな出産の様子を、子どもの視点で見事に描かれています。