秩父の山々に囲まれた緑のまきば
秩父の山路の中腹にある静かな牧場です。緑いっぱいの放牧場では、暖かく晴れている日には牛たちが外でのんびり過ごす姿が見られます。
牧場内に入ると、可愛い子牛ちゃんたちがお出迎え♬
おでこに丸い柄。ピンクのお鼻も可愛いです。
長いまつげ!
んん〜!
小さい頃から可愛がられている子牛は人懐っこい!油断してると舐められます。笑
梅雨が明けて、この日は久々に外に出たそうで、牛たちは大はしゃぎ!
牛も走ると早いんです!
この子がすごく楽しそうで、見ている私も嬉しくなりました^^
思い思いに草を食む牛さんたち…。
と思ったらとつぜん集合して、何の話し合い?笑
牛たちの関わり合いが面白くて好きです。
素敵な佇まい。
鼻から口から草が出てるところも愛おしい。
チラリ
なんだか嬉しそうな牛さん^^
牛は身体が柔らかく、ザラザラの舌でかゆいところを舐めてかきます。
クローバーが美味しそう〜!
牛を見る吉田さんの、優しいまなざしが素敵です。
牧場には牛のほかにロバさんがいたり、、
牛柄のうさぎさんがいたりも♬みんな可愛くて癒されます。
朝のお仕事
この日は朝の搾乳前からおじゃまさせていただきました。酪農家さんのお仕事は毎日とーーーってもたくさんありますが、朝のお仕事の一部をご紹介。
お母さん牛もやっぱり人懐っこくて、なになに?と覗きにきてくれました。
搾乳待ちの牛たちもなんだか楽しそう!
70〜80頭ほどの牛のお乳を一人で搾乳。吉田牧場の生乳はほとんどが近隣の小・中学校の給食牛乳になります。
こちらは吉田さんご夫妻がとても大切にされていたおやっぴーちゃん。
おやっぴーちゃんは目が見えませんでした。それでも、僅かな光を辿って、吉田さんの声を感じて、毎日、一番最後にゆっくり搾乳の場へ向かいます。目が見えないというハンデがありましたが、彼女の周りには優しさと愛が溢れていました。
※おやっぴーちゃんの生涯を綴った おやっぴー物語 が、中央酪農会議発行の「感動通信」vol.50〜53にて連載されていましたので、ぜひご覧いただきたいです。(バックナンバーが無料でお読みいただけます)
搾乳が終わると、美味しいごはんが待っています。
たくさん食べてね。
生まれたばかりの赤ちゃんがいました。
舐められている子牛の顔がなんとも言えない可愛さです。優しい時間^^
子牛の哺乳は吉田さんのお母さんのご担当。とっても気さくに色々お話ししてくださいました。
お散歩で通りがかった小さな女の子に「子牛にミルクあげてみるかい?」と優しく声をかける吉田さん。吉田さんの、みんなに「牛を好きになってもらいたい」という思いが素敵だなといつも思います。
「酪農教育部ファーム」の一環として、学校に牛を連れて行ったり、見学の受け入れをしたり、牛乳のPRイベントのお手伝いなど、消費者の皆さんとの交流にも積極的な吉田さん。牛たちともとっても仲良しです。
吉田さんとの出会いは、2009年に牛写真集「うしのひとりごと」を出版した際に、SNSにて「うしのひとりごとのファンで、写真集に感化されて、神津牧場でジャージー牛を買ってしまいました」とお声をかけてくださったことでした。
名も無いただの牛好きカメラマンが出した写真集が、そんな風に、酪農家さんの牛飼い人生に大きく関係することが出来るとは夢にも思っておらず、すごく嬉しくて、忘れられない思い出です。それ以降も、ずっと応援してくださり、励ましてくださり、吉田さんにはいつも感謝しています。大好きな酪農家さんです。
ちちぶ路吉田牧場
埼玉県秩父郡小鹿野町飯田1744-1
0494-75-1209
観光牧場ではありませんが、道路側からの見学が可能です(10時〜16時頃まで)※季節や天候によって放牧されていない場合があります。牛舎内の見学をご希望の方は要相談。
牛舎のお隣にある売店は現在は休業中となっています。牧場から車で10分ほどの、秩父市内の《秩父やまなみチーズ工房》さんで吉田牧場の牛たちの生乳を使ったチーズをお求めいただけます。国産ナチュラルチーズのコンクール「Japan Cheese Awards(ジャパンチーズアワード)2020」で最優秀賞などを受賞された美味しいチーズです!そちらもぜひぜひお試しください。
※この記事は2012年7月~2015年7月に訪問した際の写真を元に作成しています。最新の情報は牧場ホームページなどでご確認ください。
新型コロナウィルスの感染症対策として、体験等は中止されている場合があります。人数や時間など制限されている可能性もありますので、必ず事前に牧場の公式ホームページなどをご確認ください。1日も早くコロナがおさまり、皆さまが安心して牧場体験を楽しめますよう、心より願っています。