上尾市の小さな北海道
静かな住宅街にあり、「上尾市の小さな北海道」として、地元の方にも愛される牧場。都心からのアクセスもよく、身近で気軽に楽しめ、自然を感じられる素敵な牧場です。牧場裏の荒川沿いはサイクリングロードになっていて、漫画「弱虫ペダル」に榎本牧場が登場したこともあり、聖地として自転車に乗って来られる方も多く、牧場内はいつもたくさんの人で賑わっています。
駐車場の後ろに子牛の放牧場が!
牧場全部、まるごと楽しめる!
榎本牧場では、牛舎内も見学可能となっていて、子牛の牛舎をはじめ、お母さん牛の牛舎を2階から見学できるなど、さまざまな角度から牛の様子を見学することができます。とっても貴重な「搾乳ロボット」を導入していて、ロボットが牛の乳頭に光センサーを当てて探す様子に驚きつつ、楽しそうに見学されています。外には放牧場があり、子牛が草を食む様子を間近で見られます。また、地元の方から寄付された三輪車などで遊べるスペースがあったり、タイヤのブランコや、廃車のトラクターに乗ったり、小動物との触れ合いと、牧場全部がアクティビティのようでとっても楽しいです。
牛舎を2階から見学できます。貴重な光景にわくわく。
牛が自ら入ってきて搾乳される「搾乳ロボット」。
たくさんの学びと発見!
榎本牧場にはいたるところに手書きの掲示板があります。出産前のお母さん牛と子牛のいる牛舎には、『分娩予定日』の一覧も書かれていて、予定日の近い牛を見つけると気になって度々様子を見に来られる方もいらっしゃるそうです。子牛部屋の前にも「朝来たら生まれて立っていました」「予定日より4日遅く生まれました。少し小さめです」など、その子牛が生まれたときの様子が書かれていて、そこで親近感を抱き、子牛の成長を楽しみにリピートされる方も多いようです。牧場主の榎本求さんは土日はなるべく牧場を歩きまわってお客様とお話をして、質問されたことなどからヒントを得て、掲示板に豆知識などを書かれています。「酪農を知ってもらいたい」「伝えたい」という想いがそこかしこから感じられます。
また、タイミングが合えば人工授精の様子なども見られます。全て見せられるということは、ご自身のお仕事に誇りを持っているからこそだろうと、その姿勢がまた素敵だなと思います。
榎本求さん。見かけられたらぜひお声をかけてみてください^^
分娩予定日が書かれた看板。
ミルクを飲む子牛ちゃんも間近で見られます!
大人気のジェラート屋さん
牧場内の売店では、新鮮な牛乳で作ったジェラートアイスやヨーグルトなどを販売されています。ミルク・抹茶・イチゴミルク・生チョコなどの定番フレーバーに加え、限定メニューなど、種類豊富なジェラートが大人気で、晴れた日の休日などは大行列になることも多いです!
スタンプカードのうしスタンプが可愛い。集めたくなりますね^^
クリックすると大きな画像をご覧いただけます。

榎本牧場
埼玉県上尾市畔吉736-1
048-726-1306
http://www.enoboku.com
営業時間は9:30〜17:00。1月1日~3日と、1月から3月第2週の水曜日は休業。4~12月は基本無休。入場無料。駐車場あり、ロードバイク向けスタンドあり。
※この記事は2010年9月〜2025年1月に訪問した際の写真を元に作成しています。現在の牧場の様子とは違う場合がありますのであらかじめご了承ください。ご来牧の際は牧場の公式ホームページにて最新の情報をご確認ください。