- 谷真介 作
- 赤坂三好 絵
- 佼成出版社
- 2006年9月30日発行
- 32ページ
- 25cm
《あらすじ》むかしむかしのお話。お百姓さんたちは牛をつかって畑を耕していました。あるとき、1頭の大きな牛が子牛を産んだので、お百姓さんは牛の親子を草はらの隅でゆっくり休ませてあげることにしました。夕方になり、畑仕事を終えたお百姓さんが牛たちを連れて帰って行きますが、親子の牛は、その場に忘れられてしまいます。その様子を草むらからオオカミが覗いていて・・!
《おすすめ》奈良県に伝わる昔話で、原話は「今昔物語」におさめられています。タイトル通り、母ウシが子ウシを救うのですが、お母さん牛の冷静さと勇気に感動します。母は強し!です。子ウシの愛らしい表情と、母ウシの優しい表情、そしてオオカミに向かっていくときの力強い表情。それぞれがとてもよく表現されています。