犬僧帽弁閉鎖不全症 手術闘病記録 28| やまとが永眠しました

チワワの愛犬やまと 犬僧帽弁閉鎖不全症 手術闘病日記です

先代犬やまとの手術闘病記録です。やまとは手術から2年4カ月の間、とても元気に過ごしました。結果的に別の病(脳腫瘍)により他界しましたが、その2年間は私たち家族にとってかけがえのない日々でした。同じ病に悩まれている方にとって、少しでも参考になれれば幸いです。

ご報告

5月18日。愛犬やまとの誕生日です。

本来なら、今日で14歳になる予定でしたが、5月7日、やまとは永眠しました。

連休中に突然倒れ、夜間救急病院やかかりつけ医、  JASMINE どうぶつ循環器病センター など、いくつかの病院にお世話になり、ご紹介いただいた埼玉県動物医療センターでMRIを撮ったところ脳腫瘍が見つかりました。

1週間程の入院治療で、一度は回復するだろうと言われていて、その後、摘出手術や放射線治療など考えていきましょう…という事でしたが、容態が急変し、7日の夕方、静かに息を引き取りました。今にして思えば、脳腫瘍の兆候はあったはずなのに、心臓のことばかり気にしてしまって、他の変化に気づいてあげられなかったことに関しては後悔しかありません。

14年近くも側にいて支えてくれたのに、最期の最期で何もしてあげられず、心が苦しいです。息を引き取る瞬間も、病院の面会時間外で側に居てあげられなかったことで自分を責めるばかりでした。でもやまとを譲って下さった方が、それは、わたしが悲しむ様子を見たくなくて、やまと自らが望んだことだと教えてくださいました。亡くなる前日も、面会のとき、精いっぱいの力を振り絞ってわたしの鼻を優しく舐めてくれました。わたしを安心させたかったのかもしれません。やまとは使命を持って生まれて、このあとも生まれ変わらずに、守護霊となってずっとわたしの側にいてくれるそうです。

2年前に僧帽弁閉鎖不全症の心臓手術を受けあとに同じ手術をうけた沢山の飼い主さんにやまとの元気な姿が希望の光だと言っていただきました。その光を奪ってしまったかもしれません。ですが救急病院の先生も、「やまとの心臓の手術をした先生はすごく上手だったんでしょうね」と仰っていましたし、MRIを撮ったときも、心臓の事を話すとすぐに「上地先生ですか?」とお名前が出ていました。わたしがもっと早く脳腫瘍に気づいていれば、やまとの心臓自体はまだまだ何年も元気に動いていたと思います。なので希望を持ち続けていただけたらと、皆さんのわんちゃんが健康で長生きできることを、心から願っています。


5月13日~15日に牛展というイベントを開催していまして、来てくださる方に純粋にイベントを楽しんでいただきたいと言う想いと、わたし自身、ずっと大事にしてきたイベントを、笑顔で乗り切りたいと、出来ないことをやまとのせいにしたくないとの想いから、牛展が終わるまで公表しないでいました。ご報告が遅くなり、その間ブログなども更新できずご心配をおかけして申し訳ありませんでした。牛展メンバーの皆さんには直前でバタバタして、気持ちも不安定になり、ご迷惑をおかけしましたが、たくさんフォローしていただきました。


この写真は当時ブログには載せないでいましたが、やまとの小さいころから成長を見守ってくださっている方に、やはり最期の安らかなお顔も見ていただきたいと思い、この度掲載させていただきます。

やまとが亡くなった日から、ご近所の方やお友達がたくさん会いに来てくれて、みんなやまとを想って一緒に泣いてくださいました。わたしたち家族にとってやまとはかけがえのない存在でしたし、多くの方に愛されて、幸せだったのかなと思いたいです。息子も、火葬のときは大泣きして、家族3人で声をあげて泣きました。息子なりに受け止めて、今は朝と夜にお線香をあげながら「やまとおはよう」「やまとおやすみ」と手を合わせてくれています。わたしはふと思い出しては涙してしまい、何度も何度も、息子に泣かないでと言われています。

家族がいることが支えとなり、また、日々の生活や幼稚園の用事などで何かと忙しく、必然的に外へ出ることが多いおかげで、なんとか元気で過ごせています。昨日、息子の幼稚園の父母総会で園長先生が「家にいると辛いこともたくさんあると思うけど、そんな時はぜひ園に来てください」と仰っていました。それがやまとからのメッセージのような気もしました。園へ行くといつも、優しい、素敵な仲間がいることが、励みになっています。やまとに悲しむ姿を見せないように、また息子のためにも、出来るだけ笑顔でいられたらと思います。


《旧ブログにたくさんのコメントをいただきました。当時は心の余裕がなかったため、お返事もできず大変失礼いたしました。ひとつひとつ、涙ながらに拝読し、とても励みになりました。やまとを愛してくださり、気にかけてくださり本当にありがとうございました。いただいたコメントは私にとって宝物のように大切なものなので、こちらにも掲載させていただきます。》


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